仕事の仕方とは
ドラッカーの「明日を支配するもの」p199に書かれている言葉です。
仕事で成果を上げるためには、1つに強みを知ること、 そしてもう一つが、この、得意な方法で仕事を行うことです。
以下ではその概要と、自分の場合どうなのかを書いてみます。
「読み手」か「聞き手」か
まず大事なのは、自分が読む人間か、聞く人間かということです。
自分の場合は圧倒的に読む人間です。
例えば、RFCとかW3Cとかの規格書を読むのは全く苦にならず、 むしろ趣味と言っていいくらいです1。
一方で、聞く方はさっぱり理解できません。 簡単な指示でも数分後には忘れてしまいます。 なので、あとで文章に起こしてもらうか、自分でメモを取るようにしています。
学び方
学び方は人によってたくさんあります。 書いて学ぶ人、人に教えて学ぶ人、実行して学ぶ人など。
自分の場合は、読んで学ぶ、もしくは自分で実行して学ぶ人です。 逆に、聞いて学ぶのは全く出来ません。
ドラッカーも書いていますが、 今の学校教育は「聞いて学ぶ」ことを前提としています。
小学校〜高校までは、教科書をもらったら、自分で読んでました。 授業は復習にすぎなかったので、結果的に困ることはありませんでした。 大学は予習をしてなかった(できなかった)ので、全然理解できませんでした。
一方で、何かをアウトプットするときは文章で書くのがものすごく苦手です。 頭の中だけで整理するのが得意で、人に教えるときも口頭で、 ホワイトボードを使うのが得意です。資料を作るのがものすごく苦手です。
人との関わり方
「明日を支配するもの」には以下のようなことが書かれています。
- 人と組むか、一人でやるか
- 緊張や不安のあったほうがいいか、安定した環境の方がいいか
- 大きな組織か、小さな組織か
- 意思決定者か補佐役か
自分は「人と組むか、一人でやるか」の答えがはっきりとは分かりません。 基本は「一人でやる」だと思うんですが、一人だと詰まることもあるので助言役が必要だし、 逆に他の人に助言することも多いです。
緊張か安定かというのは間違いなく安定した環境ですね。 1回のプロジェクトごとに人間関係が変わるよう仕事は嫌です。
大きな組織か、小さな組織かは、小さな組織です。 これは仕事をするまで分からなかったのですが、 自分は「自分ができることは何でもしたい」人なので、 大企業で歯車として働くのは合ってませんでした。
意思決定者か補佐役かもまだ分からないです。 基本的には補佐役かなぁと思ってたんですが、 そもそも意思決定をする機会があまりなかっただけかもしれません。 アーキテクチャ上の決定は割と苦手ではないので。
価値観
当然ですが、価値観が合わないと駄目です。 正確には自分の価値観と矛盾しないです。
自分の場合は以下の2つです。
- 自分が作ったものが世の中の役に立つこと
- エリート主義でないこと
-
英語だとだるいなとか、レベルの低い仕様書を見るとイライラすることはありますが。 ↩︎